AI英文チェッカーを活用して有能な論文原案を書くコツ
有能な研究論文を執筆するステップの第一段階が下書きの作成です。物書きにとっての原案は、画家にとっての素描に相当します。下書き作業を通して、執筆の方向性が決まり、論文の最終稿に向けた指針となります。下書きは、あくまで下書きなので細部にこだわる心配は無用です。そう考えれば、執筆プロセスに係るプレッシャーも和らぐでしょう。具体的内容が盛り込まれた原案は、言葉遣いや伝達方法といった詳細作業に移る前に、自身のリサーチやアイデアに関する初期段階のフィードバックを得やすい利点もあります。原案作成に関する説明および下書き段階に役立つ5つのアドバイスに関しては以下を読み進めていってください。
原案には何を書けばいいのか?
執筆者の多くは、原案を概略図として使っており、大抵は、最終稿には含む予定の詳細事項の大半が省かれています。しかし、最終稿に入れる内容、そしてさらには、見直し段階で削除の可能性もある、より広範囲の項目も原案に付け加える方が通常は理想的です。「要点」を絞り込んだ概略図を作成する代わりに、関連性がありそうな項目はすべて書き出します。その際、書いたものを逐次読み返して直す作業はしません。この書き出し作業をすると「書き過ぎ」になる可能性もありますが、必ずしもこれが悪いとは言い切れません。最終稿の執筆段階で、色々と書いた内容のうちどれを残して、どれを削るのかを選ぶ選択肢が増えるからです。
原案にも引用を入れる?
はい、引用は入れた方が良いでしょう。主だった引用はもちろん、最終稿での採用を想定している数以上の引用を入れるのがより理想的です。上記した「書き過ぎ」が有益であると同じ理由で、引用を数多く入れることにも意義があります。選択肢が増えるからというのがその理由です。さらに、原案に入れる引用を調べていく過程で、自身の論文の一番強力な箇所、または研究の重点が見えてきます。 それでは、原稿の初稿を書くときに役立ついくつかの実践的なヒントを見てみましょう。
1. スケジュール厳守
原稿の執筆開始に先立って、毎日継続して書く時間を割り当てた実行可能なスケジュールを立てます。毎日決まった時間に書くことを日課とすれば、自然と勢いがつき、執筆作業がスムーズに進みます。こうすることで執筆中のスランプが多少防げるかもしれませんが、もちろん、行き詰まりが完全に回避できるわけではないでしょう。
原案の作成は時間的にも、またエネルギーも最も消耗するプロセスであるため、毎日のルーティンをきっちりとこなすことが継続させるカギになります。毎日決められた時間を執筆作業に充て、この習慣はたとえ行き詰まりを感じた日でも堅守します。スケジュール管理システムをまだ使っていない場合は、Google Calendarなどのオンラインツールを探してみましょう。他の人との共著プロジェクトの場合、TrelloやNotionといったアプリの導入もお勧めです。これらアプリの利用で、自分以外のメンバーの活動状況が把握しやすくなります。
2. 予備調査を実行
書くことに専念する時間を確保したら、基礎リサーチの開始です。研究論文や卒論を書く場合には、すでにかなりの量の関連資料を読み込んでいると思いますので、このステップは不要かもしれません。しかし、授業課題でエッセイを書く場合、トピック自体は興味があるから選択したものの、内容に関してはあまり知らない場合もあるでしょう。こういったケースでは、アーカイブや、Google Scholarを検索して、引用できそうな論文を探します。この際、特定の立場や意見を支持している論文を検索するだけでなく、信頼できるソースからの資料収集を心掛けます。これにより、該当分野に過去の研究からのアイデアが得られるため、これは必要不可欠なステップです。このように予備調査を行っている間に、当初に予定していた論文の方向性が必ずしもベストではないと気付く可能性もあります。
3. 書けるセクションから書いて、後戻りしても構わない
下書き中に、ある一定のパートで行き詰ることもあるでしょう。その場合、セクションごとの執筆順序が前後してもまったく構いません。例えば、研究方法(methods)の前に必ず序論(introduction)を書く、または、序論の前に絶対に概要(abstract)を書く必要もありません。下書き段階では、パートの順序に関係なく書くことで執筆がスピードアップできたり、違うセクションを書き進めていくうちに、行き詰ったパートを新たな視点から見ることもできるようになります。
同様に、「総合的」なパートの前に「具体的」パートを先に書くことも検討してみてください。概要や序章はどちらかというと「総合的」で全般的な要旨になっているため、書くのが億劫になりがちです。そのような場合、研究方法(methods)や考察(discussion)といった、いわゆる「具体的」パーツの執筆にある程度時間をかけることで、「総合的」パーツで取り上げるべき内容の目途が立ちやすくなります。
4. ひたすら書く
執筆中にどうしても行き詰ったとき、少しの間書くことから離れたくなるでしょう。少し休憩を取ると、フレッシュな視点で作業に戻れる可能性はありますが、これは見直し作業中や、執筆以外に充てた時間だけに当てはまるケースです。執筆用に確保した時間中は、デスクから離れて休憩を取るよりも、何でもいいので書き続けた方が良いです。
それと関連して、完璧なセンテンスを書くことや、常に読み返しては見直すことにこだわってしまうと、初稿を書き上げるのが余計に苦痛に感じるかもしれません。書くことだけに集中して、原稿の下書きを終えるまで見直しのことはいったん忘れましょう。後ほど編集やミスの修正にかけられる時間は十分にあります。
5. 学術論文向けの校正ソフトを利用する
ミスの修正に関して言えば、学術論文向け校正ツールの使用は、原案が仕上げ段階に差し掛かったときに使うのが効果的でしょう。人工知能(AI)を使った校正ソフトは、機械学習の原理を応用してエラーを検出したり、基本的な文体の差し替え案を推奨したりします。多分、原案は文法ミスだらけで、読み易さの問題も多数指摘されるでしょう。論文の原案を校正ツールでチェックすれば、この種の問題点の発見が容易になり、執筆のスピードも上がります。
ワードバイスAI英文校正ツールは、実際の学術論文を使って訓練された、学術論文向け校正ソフトであるため、アカデミックライティングに最適化されています。この点から、ビジネス文書やカジュアル文体を主な対象としている他の校正ツールとは一線を画しています。また、客観的に明らかなエラーの修正から一歩踏み込んで、状況にそぐわない言い回しや、フォーマルでない用語を検出し、より適した代替案の推奨もします。Wordvice AI英文チェッカーの使い方説明をご覧ください。2021年下旬まではすべての機能が完全無料でご利用いただけますので、是非Wordvice AI英文チェッカー、AI言い換えツール、AI英語文章要約サイト、AI翻訳機を無料でお試しください。
英文校正サービスと AI 編集ツールを併用して原稿を見直す
原案が完成したら、今度は見直し作業にかかります。出版に出す、または課題提出できる段階に至るまでには、何度も原稿に手を入れることになるでしょう。セルフ・エディットのベストな手法を取り入れると、最終稿が最高な状態に仕上がるはずです。その一方で、プロ校正者による見直し作業も是非検討してみる価値があります。校正の専門家によるフィードバックは、新たなアイデアが浮かんだり、改善点を見つける良いきっかけにもなります。
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