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AIツールを使用して学術エッセイのアウトラインを書く5の方法

エッセイ執筆に着手するプロセスには2通りの方法があります。何でもいいので書き出した後に下書きを作成し、次にそれを読み返しながら文章をつなげていく方法がその1つ目です。ただし、この方法を効果的に実行するのは簡単ではありません。エッセーに書く予定のトピックに関する既知の知識や意見がない場合は特に難しいでしょう。別の方法として多くの大学教授が勧めるのは、アウトラインを作成してから実際の執筆作業を開始する方法です。これは、紙とペン、単純なワープロ、または論文の構成、下書き、編集をサポートするオンラインライティングアシスタントを使用して行うことができます。

エッセイのアウトラインとは何か?

エッセイのアウトラインとは、エッセイの各段落で取り上げられる各ポイントを含む構造的な要約であり、エッセイ内でどのように主張するかを示します。しっかりしたアウトラインがあれば、どのようなリサーチが必要かを的確に把握できるため、エッセイ全体ではなく、セクションごとの取り組みが可能になり、結果として執筆プロセスの管理が楽になります。このガイドでは、説得力・構成ともに優れたエッセイを書く際の手助けとなるアウトラインの作成方法を順を追って解説していきます。

学術論文の構造の基礎

目次:

  1. アウトラインの書式を決める
  2. 命題文を制作する
  3. 各パラグラフごとのトピック文を書き出す
  4. 各トピック文に参考情報を付け加える
  5. 執筆開始できる段階でアウトラン作成作業を終了する
  6. 文書要約ツールを使用する
  7. アカデミックエッセイのアウトラインの例

1. アウトラインの書式を決める

エッセイの基本構造は、序論(introduction)、主部(body)、結論(conclusion)という極めてシンプルな構成です。ただし、アウトライン作成の取り組みには様々な方法があります。下にあるのはごく一般的なテンプレートになりますが、自身の書くエッセイの種類に最も適した書式に改良してください。指導教員によっては、エッセイ自体の提出前にアウトラインの提出を求めるケースもありますので、決まったフォーマットがあるかどうかをまず確かめましょう。

序論(Introduction)
  • 冒頭文(Opening sentence、または「hook」)
  • 命題文(Working thesis statement)
主部(Body)
  • トピック文(Topic sentence)
  • 参考情報(Supporting information)
結論(Conclusion)
  • 要約文(Summary sentence)
  • 結論点(Concluding points)

主部のパラグラフ数に制限はありませんが、最低でも3つは必要です。それ以下では、主張を十分に展開させることが難しい、もしくは不可能だからです。

2. 命題文を制作する

命題文(thesis statement)には、あなたのエッセイの論点を読み手に厳密に伝える役目があります。命題文があることで、エッセイの論点が明白になり、そのエッセイの真の目的が読み手に理解してもらえます。エッセイ全体をたった1文や2文に要約する作業は及び腰になりがちですが、実際はかなりシンプルな作業です。まず最初のステップは、自分の取っていくスタンスを決めます。例えば、オープンソースソフトウエアかクローズドソースソフトウエアか(open or closed source software)を議論するエッセイを書く場合、あなた自身はどちらを支持するのかを決めます。例えば、あなたはオープンソースを支持するとしましょう。次に、「クローズドソースではなく、オープンソースを支持する主要な理由は何か?」を自問します。

トピックに関する意見をすでに持っているかどうかにもよりますが、このステップではある程度の予備調査が必要かもしれません。理由が見つかったら、それらをいくつかの簡潔な文節にまめると、命題文の出来上がりです。

3. 各パラグラフごとのトピック文を書き出す

主部のパラグラフでは、主要点を下支えする具体的な情報を提供しながら命題文を掘り下げていきます。上の例では、クローズドソースではなくオープンソースを主張すると仮定します。すでに命題文、そして、なぜオープンソースはクローズドソースよりも優れいているかの理由を挙げた大まかなリストもあります。その理由のいくつかを選んで、それぞれの理由を主部の各パラグラフに割り当てます。この例では、次の3つの理由を選ぶこととします。

  1. 技術革新の促進
  2. カスタマイズのしやすさ
  3. (一般的には)無料で使える

次に、主部の各パラグラフにトピック文を書き出します。 各パラグラフにおけるトピック文は、エッセイ全体にとっての命題文に相当しており、各パラグラフにおける主要点の要約です。基礎的なトピック文は例えば、「Open source software promotes innovation(オープンソースソフトウエアが技術革新を促進)」といった感じになります。

4. 各トピック文に参考情報を付け加える

トピック文を書き終わったら、今度はそれを支える参考情報を加えていきます。「Open source software promotes innovation(オープンソースソフトウエアが技術革新を促進)」という文だけでは、オープンソースソフトウエアがどのように技術革新を促進できるのかが明確ではありません。また、技術革新を促進するうえで、オープンソースソフトウエアがクローズドソースソフトウエアに優ると言える数量的証明の存在も曖昧です。ですから、このトピック文を支持できる参考情報が明らかに必要です。アウトラインの段階では、トピック文の下に箇条書きで参考情報を追加するだけで十分です。

5. 執筆開始できる段階でアウトライン作成作業を終了する

エッセイの執筆開始前に「完璧」なアウトラインを書く必要はありません。アウトラインとは結局、自身の考えを整理してから執筆開始する上での手助けとなる道具に過ぎません。そのため、エッセイを書き始められると感じたら、アウトライン作成作業はその時点で終了し、実際の執筆に取り掛かるのが得策です。また、エッセイの要素の中には、通常アウトラインに含める必要がないものもあります。例えば、冒頭の書き出し文(もしくは「hook」)や、結論のまとめ文は無理してアウトラインに入れる必要はありません。指導教官がこれらセンテンスもアウトラインに入れるよう特段に指示している場合以外は、エッセイの中で実際にこれらが入る箇所がわかるよう、スペースをいくらか残しておけば十分です。

おまけのヒント: 英語文章要約ツールを使用してアイデアを整理する

エッセイのアウトラインを作成する際、多くの著者は自分のアイデアを長文で書き出したり、事前に書いた文や段落をコピーしてアウトラインに貼り付ける傾向があります。 アイデアを拡張したり、追加の見出しや小見出しを使用して、アウトラインに追加する予定だったコンテンツを後で思い出せるようにするとよいでしょう。

アウトラインに多くのテキストを書きすぎていることに気づき、重要なポイントと議論に絞り込みたい場合は、AI英語文章要約ツールがおすすめです。 Wordvice AIの英語文章要約ツールは、文章や段落の要点を箇条書きにまとめ、言い換えながら、最も重要な内容を理解しやすい文へ要約できる無料のツールです。

AI英語文章要約ツールが生物学の論文の段落の重要なポイントを箇条書きリストに変換するかを見てみましょう。:

What is the biological pump as it relates to the ocean? The process of obtaining carbon dioxide molecules from the atmosphere is influenced by the biological pump. This pump increases the carbon dioxide molecules in the deeper parts of the ocean which results to the decrease in the atmospheric carbon dioxide by turning and incorporating the carbon dioxide molecules into living matter or phytoplankton. Upon fixation of the molecule into the phytoplankton, the organism starts to descend to the deeper levels of the earth due to gravity (Earth guide, n.p.)

Wordvice AI 英語文章要約ツールの例

一目で段落の重要な用語 (生物ポンプ、二酸化炭素分子、生物物質、植物プランクトンなど) が文章要約ツールによって維持されていることがわかります。 要約機能はテキストを短縮し、重要な情報行にまとめただけなので、エッセイの概要に直接追加できるようになります。

アカデミックエッセイのアウトラインの例

このエッセイのアウトラインを確認し、著者がエッセイに含めた部分と、どのような言葉や要素を追加したかに注目して、エッセイの下書きを開始したときにエッセイに何を含めたいかを明確にします。

仮題: "Great White Sharks: Understanding the Apex of the Ocean"

I. Introduction

  • A. Brief description of the great white shark
  • B. Importance of studying the species

II. Evolutionary Background

  • A. Origins of the great white shark lineage
  • B. Adaptations for survival

III. Physical Characteristics

  • A. Size and appearance
  • B. Unique anatomical features
  • Teeth and jaw structure
  • Sensory organs

IV. Behavior and Ecology

  • A. Hunting techniques
  • Breach hunting
  • Stealth approaches
  • B. Social interactions
  • C. Migration and habitats

V. Human Interaction and Misconceptions

  • A. Great white sharks in popular culture
  • B. Real risks versus media portrayal
  • C. Conservation efforts

VI. Current Threats to the Species

  • A. Overfishing and bycatch
  • B. Climate change effects on habitats
  • C. Pollution and its impacts

VII. Conclusion

  • A. Importance of conservation efforts
  • B. Call to action for continued research and public education

エッセイのアウトラインを編集する

アウトライン中の文法、スペリングや用語が「完璧」かどうかについて、執筆者が確認に長時間をかける必要はありませんが、自身とは別の視線で文章を見直してもらことは大事です。執筆中のリアルタイムでの文法チェックや校正には、総合的な文法チェックツールである人工知能(AI)英文校正ツールが利用できます。このツールは、語彙や語句の変更の推奨もしてくれます。エッセイ原稿が出来上がったら、プロによるエッセイ英文校正サービスによるアドバイスを受け、読み易さや、エッセイが発信する内容にさらなる磨きをかけましょう。エッセイの読みやすさとインパクトがさらに高まります。